師匠シリーズ 【師匠シリーズ】18 麻雀 師匠は麻雀が弱い。もちろん麻雀の師匠ではない。霊感が異常に強い大学の先輩で、オカルト好きの俺は彼と、傍から見ると気色悪いであろう師弟関係を結んでいた。 2025.02.12 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】17 鍵の行方 大学2回生の夏休み。オカルトマニアの先輩に「面白いものがあるから、おいで」といわれた。師匠と仰ぐその人物にそんなことを言われたら行かざるを得ない。 2025.02.12 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】16 廃病院の足音 子どものころ、バッタの首をもいだことがある。もがれた首はキョロキョロと触覚を動かしていたが、胴体のほうもピョンピョンと跳び回り続けた。怖くなった俺は首を放り出して逃げだしてしまった。 2025.02.12 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】15 降霊実験 大学一年目のGWごろから僕はあるネット上のフォーラムによく顔を出していた。地元のオカルト好きが集まる所で、深夜でも常に人がいて結構盛況だった。梅雨も半ばというころにそこで「降霊実験」をしようという話が持ち上がった。常連の人たちはもう何度かやっているそうで、オフでの交流もあるらしかった。 2025.02.12 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】14 水 だれか呼んだ?小ネタでも話すべぇか。大学1年の夏の始めごろ、当時俺の部屋にはクーラーはおろか扇風機もなくて毎日が地獄だった。そんな熱帯夜にある日電話が掛かった来た。 2025.02.12 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】13 魚のような顔 ああ、夏が終わる前にすべての話を書いてしまいたい。もう書かないといった気がするが、そうして終わりたい。俺色々ヤバイことしたし、ヤバイ所にも行ったんだけど幸い、とり憑かれるなんてことはなかった。一度だけ除けば。 2025.02.12 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】11 人間が死んだらどこへ行くと思う? 大学時代、よく散歩をした公園にはハトがたくさんいた。舗装された道に、一体なにがそんなに落ちているのか、やたら歩き回っては地面をくちばしでつついて行く。 2025.02.12 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】10 壺 これは俺の体験の中でもっとも恐ろしかった話だ。大学1年の秋頃、俺のオカルト道の師匠はスランプに陥っていた。やる気がないというか、勘が冴えないというか。 2025.02.12 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】9 歩くさん 僕の畏敬していた先輩の彼女は変な人だった。先輩は僕のオカルト道の師匠であったが、彼曰く「俺よりすごい」仮に歩くさんとするが、学部はたしか文学部で学科は忘れてしまった。 2025.02.12 師匠シリーズ