師匠シリーズ 【師匠シリーズ】39 家鳴り 大学2回生の夏のこと。俺は心霊写真のようなものを友人にもらったので、それを専門家に見てもらおうと思った。専門家と言っても俺のサークルの先輩であり、オカルトの道では師匠にあたる変人である。 2025.02.13 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】38 声 大学2回生の春だったと思う。俺の通っていた大学には大小数十のサークルの部室が入っている3階建てのサークル棟があった。ここでは学生による、ある程度の自治権が守られ、24時間開放という夢のような空間があった。 2025.02.13 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】34 ドッペルゲンガー 大学1回生の秋。オカルト系ネット仲間の京介さんの部屋に、借りていた魔除けのタリスマンを返しに行ったことがあった。京介さんは女性で、俺より少し年上のフリーターだった。 2025.02.13 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】33 黒い手 その噂をはじめに聞いたのは、ネット上だったと思う。地元系のフォーラムに出入りしていると、虚々実々の噂話をたくさん頭に叩きこまれる。どれもこれもくだらない。 2025.02.13 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】30 血 後編 はじまりはただの占いだったという。女の子であれば、小学生や中学生のときにハマッた経験はあるだろう。高校になっても占いに凝っている子となれば、占いの方法もマニアックなものになり、ちょっと傍目にはキモいと言われたりする。 2025.02.13 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】29 どうして幽霊は鉄塔にのぼるのか 師匠が変なことを言うので、おもわず聞き返した。「だから鉄塔だって」大学1回生の秋ごろだったと思う。 2025.02.13 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】28 四隅 大学1回生の初秋。オカルト系のネット仲間と「合宿」と銘打ってオフ会を開いた。山間のキャンプ地で、「出る」という噂のロッジに泊まることにしたのである。 2025.02.13 師匠シリーズ