師匠シリーズ 【師匠シリーズ】53 エレベーター 大学1回生の秋だった。午後の気だるい講義が終わって、ざわつく音のなかノートを鞄に収めていると、同級生である友人が声を掛けてきた。 2025.02.14 師匠シリーズ
百物語 【オカルト板百物語】小峰峠の女児の幽霊 こんな噂が、多摩一帯で囁かれたのは、昭和63年の事である。八王子から五日市に抜ける秋川街道を走っていると、小峰峠という峠に至る。 2025.02.14 百物語
宿にまつわる 【洒落怖】廃ホテル 学生の頃、夏に男4人と女1人の計5人でとあるホテルの廃屋へ「肝試し」に行った。そのホテルの場所は別荘地のような、周りを森に囲まれた場所に建っていたので、夜11時過ぎについたときはあたりに人の気配は全くなかった。 2025.02.14 宿にまつわる廃れた・・・洒落怖
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】52 貯水池 大学1回生の秋だった。その頃の僕は以前から自分にあった霊感が、じわじわと染み出すようにその領域を広げていく感覚を半ば畏れ、また半ばでは身の震えるような妖しい快感を覚えていた。 2025.02.14 師匠シリーズ洒落怖
洒落怖 【洒落怖殿堂入り】ヤマノケ・テンソウメツ 167 :1/3:2007/02/05(月) 22:47:31 ID:uuWi3n130一週間前の話。娘を連れて、ドライブに行った。なんてことない山道を進んでいって、途中のドライブインで飯食って。で、娘を脅かそうと思って舗装されてない脇道に入り込んだ。 2025.02.14 洒落怖
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】51 追跡 大学1回生の冬。朝っぱらからサークルの部室でコタツに入ったまま動けなくなり、俺は早々に今日の講義のサボタージュを決め込んでいた。 2025.02.14 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】50 雨音 大学2回生の秋の終わりだった。その日は朝から雨が降り続いていて、濡れたアスファルトの表面はもやのように煙っている。こんな日には憂鬱になる。気分が沈滞し、思考は深く沈んでいる。 2025.02.14 師匠シリーズ