師匠シリーズ

【師匠シリーズ】8 奇形

俺にはオカルト道の師匠がいるのだが、やはり彼なりの霊の捉え方があってしばしば「霊とはこういうもの」と講釈をしてくれた。師匠曰く、ほとんどの霊体は自分が死んでいることをよくわかっていない。
殿堂入り

【洒落怖殿堂入り】お母さんダヨ【短編】

年の離れた弟がいて、弟がまだ三歳位の時に母親が亡くなった。それからは父親と自分と弟と祖母の四人で一軒屋に暮らしていたんだけれど、二回忌を迎えた辺りで弟が「家の中にお母さんがいる」って言い出した。
殿堂入り

【洒落怖殿堂入り】洗髪【短編】

数年前、私は妹と二人で東京で暮らしていました。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】7 コジョウイケトンネル

師匠には見えて、僕には見えないことがしばしばあった。夏前ごろ、オカルト道の師匠に連れられてコジョウイケトンネルに深夜ドライブを敢行した。コジョウイケトンネルは隣のK市にある有名スポットで、近辺で5指に入る名所だ。K市にはなぜか異様に心霊スポットが多い。
殿堂入り

【洒落怖殿堂入り】じいさんはどこだあ!!

長年連れ添った仲の良い老夫婦がいて「片方が先に死んだら、さみしくないように壁に埋めよう」と言い交わしていた。
殿堂入り

【洒落怖殿堂入り】両手で顔を覆う人々

去年の暮れから街には顔を両手で覆う人々を見かける様になった。その人々は混雑する街の雑踏の中でも微動だにしないで立っていた。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】6 東山ホテル

強烈な体験がある。夏だからーという安直な理由でサークル仲間とオカルトスポットに行くことになった。東山峠にある東山ホテルという廃屋だ。
山にまつわる

【洒落怖殿堂入り】山の祠

高校2年の頃の実体験を書きます。
殿堂入り

【洒落怖殿堂入り】地下の井戸

これを書いたら、昔の仲間なら俺が誰だか分かると思う。ばれたら相当やばい。まだ生きてるって知られたら、また探しにかかるだろう。でも俺が書かなきゃ、あの井戸の存在は闇に葬られたままだ。だから書こうと思う。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】5 失踪

寝れないので、再度登場。師匠との話をまだいくつか書くつもりだが、俺が途中で飽きるかもしれんし、叩かれてへこんで止めるかもしれないので先に一連の出来事の落ちである、師匠の失踪について書いておく。