師匠シリーズ 【師匠シリーズ】30 血 後編 はじまりはただの占いだったという。女の子であれば、小学生や中学生のときにハマッた経験はあるだろう。高校になっても占いに凝っている子となれば、占いの方法もマニアックなものになり、ちょっと傍目にはキモいと言われたりする。 2025.02.13 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】29 どうして幽霊は鉄塔にのぼるのか 師匠が変なことを言うので、おもわず聞き返した。「だから鉄塔だって」大学1回生の秋ごろだったと思う。 2025.02.13 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】28 四隅 大学1回生の初秋。オカルト系のネット仲間と「合宿」と銘打ってオフ会を開いた。山間のキャンプ地で、「出る」という噂のロッジに泊まることにしたのである。 2025.02.13 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】27 坂 大学1回生の夏。『四次元坂』という地元ではわりと有名な心霊スポットに挑んだ。曰く、夜にその坂でギアをニュートラルに入れると車が坂道を登って行くというのだ。その噂を聞いて僕は俄然興奮した。 2025.02.13 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】26 葬祭 大学2年の夏休みに、知り合いの田舎へついて行った。ぜひ一緒に来い、というのでそうしたのだが、電車とバスを乗り継いで8時間もかかったのにはうんざりした。 2025.02.13 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】25 写真 大学2回生の春ごろ、オカルト道の師匠である先輩の家にふらっと遊びに行った。ドアを開けると狭い部屋の真ん中で、なにやら難しい顔をして写真を見ている。 2025.02.13 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】24 血 前篇 大学1回生のとき、オカルト道を突き進んでいた俺には師匠がいた。ただの怖い物好きとは一線を画す、得体の知れない雰囲気を持った男だった。その師匠とは別に、自分を別の世界に触れさせてくれる人がいた。 2025.02.13 師匠シリーズ