MARI

師匠シリーズ

【師匠シリーズ】39 家鳴り

大学2回生の夏のこと。俺は心霊写真のようなものを友人にもらったので、それを専門家に見てもらおうと思った。専門家と言っても俺のサークルの先輩であり、オカルトの道では師匠にあたる変人である。
百物語

【オカルト板百物語】黒い木刀

会社の後輩のT 君が帰宅途中、子猫を拾った。翌日、会社から戻ると子猫が部屋からいなくなったのだという。
殿堂入り

【洒落怖殿堂入り】ゴギョウ様

俺がまだ小学生だったころ母方のじっちゃんの田舎で体験した洒落にならん話。口止めされていたけど、もう爺ちゃんが他界して十年くらいになるから話す。関わりたくない人は、読まない方がいい。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】38 声

大学2回生の春だったと思う。俺の通っていた大学には大小数十のサークルの部室が入っている3階建てのサークル棟があった。ここでは学生による、ある程度の自治権が守られ、24時間開放という夢のような空間があった。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】37 怖い夢

幽霊を見る。大怪我をする。変質者に襲われる。どんな恐怖体験も、夜に見る悪夢一つに勝てない。そんなことを思う。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】36 海

大学2回生の夏。俺は大学の先輩と海へ行った。照りつける太陽とも水着の女性とも無縁の、薄ら寒い夜の海へ。
夢にまつわる

【洒落怖殿堂入り】猿夢+

2chのオカルト板で紹介されていた、『猿夢』と言う話をご存知だろうか?とある電車に乗り合わせた人が、独特の方法で順番に殺されていくと言う物だ。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】34 ドッペルゲンガー

大学1回生の秋。オカルト系ネット仲間の京介さんの部屋に、借りていた魔除けのタリスマンを返しに行ったことがあった。京介さんは女性で、俺より少し年上のフリーターだった。
夢にまつわる

【洒落怖殿堂入り】猿夢

私は、夢をみていました。昔から私は夢をみている時に、たまに自分は今、夢をみているんだと自覚する事がありました。この時もそうです。何故か私は薄暗い無人駅に一人いました。ずいぶん陰気臭いを夢だなぁと思いました。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】33 黒い手

その噂をはじめに聞いたのは、ネット上だったと思う。地元系のフォーラムに出入りしていると、虚々実々の噂話をたくさん頭に叩きこまれる。どれもこれもくだらない。