山にまつわる 【洒落怖】約束だから一人で行く 何年か前、大阪と奈良の境にある山で間伐の仕事してたんだ。ろくに手入れしてない山だったから、ツルとか巻き付いてて、それを手ノコでバラしたりして大変な現場だったんだけど、ある場所でチェーンソー使ってたら、人の声みたいなのが聞こえた。 2025.02.18 山にまつわる洒落怖
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】015 赤 大学1回生の秋だった。土曜日だったので、俺は家で昼間からネットに繋いでいろいろ覗いていた。やがていつものオカルトフォーラムに入り込み、同じように暇をしているメンバーたちと雑談を交わす。 2025.02.18 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】027 馬霊刀 4/4 喫茶店を出たあとで、僕らは留置所に拘留中の緒方に面会を求めた。雑貨店の事件のあと病院に運ばれ、1週間ほどで退院した緒方は逮捕されて、すでに検察に送致されていた。強姦は親告罪なので、被害者の告訴がなければ訴追できないが、被害者の女性が説得に応じて訴えたそうだ。起訴まで持っていけるだろう、と不破は言っていた。 2025.02.18 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】020 握手 前編 大学1回生の春だった。入学して2週間が経ち、戸惑うばかりだった大学生としての生活サイクルにもようやく慣れる兆しが見え始めたころ。 2025.02.18 師匠シリーズ
トイレにまつわる 【洒落怖】もう1つのトイレ これは今から10年前、私が大学生だった頃の話です。私が通っていたのは地方、と言うかかなり田舎の大学で、学生たちも地味な人間が多かった。 2025.02.17 トイレにまつわる洒落怖
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】014 MMO 大学6回生の春だった。 そのころ俺はオンラインゲームにはまっていた。 単位が足らず、卒業が延びに延びていたが、去年それなりに頑張ったおかげで目処がつき、大学生活最後の1年は好きなだけゴロゴロしようと心に決めていた。 2025.02.17 師匠シリーズ
後味の悪い話 【後味の悪い話】日本初の女性騎手、斉藤澄子 澄子は青森県の農家に生まれた。戦前はどこの農家でも馬を飼っていたから、一般人が馬に乗る機会は今よりもずっと多かった。 2025.02.17 後味の悪い話