MARI

師匠シリーズ

【師匠シリーズ】030 双子 0/4

「にい、さん、しい、ごお、ろく、しち、はち、きゅう、よんじゅう、いち、にい……」 机の上に置いた目覚まし時計の秒針の動きを、オカルト道の師匠、加奈子さんが数えている。僕はその様子をじっと見守っている。
殿堂入り

【洒落怖殿堂入り】ウヅガアさん

明日も早いので投下するだけ投下します。あ、ところで、けっこう前に、神社の下で寝泊まりしてたら幽霊だと思われてばあさんが死んだって話なかったっけ?
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】029 猫

 大学3回生の春だった。 正確に言うと、2回生が終わり、3回生の最初の授業を迎える前の、短い春休み中のことだ。 そのころ俺のオカルト道の師匠は、知らない間に我が大学の司書の職にありつき、「もう僕の教えることはない」などと言いながら、この春に大学院を卒業していた。
夢にまつわる

【後味の悪い話】自分の葬式の夢

どういう経緯が忘れたけど、主人公と友達は樹海で迷子になる。途中で友達が消えたり、助けを求めた人が幽霊だったりしたけど、なんとか自力で自宅に戻ったら、主人公の葬式をしていた。
後味の悪い話

【後味の悪い話】海沿いの町が津波に襲われた

北海道だったか、地震の時、海沿いの町が津波に襲われた。逃げる間もなくその家族は津波に巻き込まれた。
後味の悪い話

【後味の悪い話】叶えたい願い

契約物で思い出した。昔、ショートショートの広場に載ってたやつ。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】028 砂場

その日僕は、地元のオカルトフォーラム、『灰の夜明け』の飲み会に参加していた。本当によくオフ会のある集まりだ。
トンネルにまつわる

【洒落怖】ぽろりほろりころり

私の地元の都市伝説です。上京して地元を離れたら知ってる人がいなかったのでちょっと書いてみます。
後味の悪い話

【後味の悪い話】兄弟間移殖

ちょっと前に新聞(毎日か朝日)で、重篤な怪我・病気をしている子供……の兄弟姉妹の精神的ケアをする機関の記事があった。(どうしても健康な子は、病気の兄弟に比べて色々我慢することが多くなるので)
後味の悪い話

【後味の悪い話】忌み子だった

俺は忌み子だった。俺は母と部落の人との間にできた私生児で、母が若くして亡くなり、母の妹夫婦にひきとられた。