師匠シリーズ 【師匠シリーズ】124 雲 後編 外は雨だ。額に、顔に、大粒の雫がかかる。雨脚はさほど強くないが、空を見上げようとしても、なかなか目を開けられない。それ以前に、真っ暗な空にはどれほど目を凝らそうとも何も見えなかった。 2025.02.17 師匠シリーズ
山にまつわる 【洒落怖】どんぶり飯【短編】 大学時代、登山サークルに所属していた。田舎の大学だったので近場に登れる山がいくつかあり、そこそこの規模のサークルだった。 2025.02.17 山にまつわる洒落怖短編
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】123 雲 前編 大学二回生の夏だった。ある時期、加奈子さんという僕のオカルト道の師匠が、空を見上げながらぼんやりとしていることが多くなった。 2025.02.17 師匠シリーズ
トイレにまつわる 【洒落怖】開かずのトイレ 都内の閑静な住宅街にあるその高校には、いくつかの怪談話がある。外国人墓地を埋め立てての立地のため、深夜に外国人の兵隊が行進している、とか、誰もいない筈の教室に白い格好をした女性が入っていくのを見た、とか・・・。 2025.02.17 トイレにまつわる洒落怖
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】122 月と地球 小高い丘のなだらかに続く斜面に、藪が途切れている場所があった。下草の匂いが濃密な夜の空気と混ざりあい、鼻腔を満たしている。その匂いの中に、自分の身体から発散させる化学物質の香りが数滴、嗅ぎ分けられた。 2025.02.17 師匠シリーズ
洒落怖 【洒落怖】竜神様【短編】 消防3~4年位だったかな?の夏休み中のある日、村の行事で山の神様にお供え物を納めるみたいな、ささやかな儀式みたいなのがあったのね。 2025.02.17 洒落怖短編神様・●●様・●●さん