師匠シリーズ 【師匠シリーズ】023 見えない男 1回の秋だった。「黒い手」の一件以来、ときどき覗いていた都市伝説などを語るサイト『ピーチロア』で、突発オフ会の参加者を募っているのを発見した。中高生が多く、大学生の自分には少々居心地が悪かった覚えがあるが、あまりに暇だったので行ってみることにした。 2025.02.18 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】022 誕生日 その教師は私立の中学校で数学を教えていた。その年は、1年生のうちA組からF組の6クラスを担当していた。1クラスが40人ずつだったので、240人を担当していることになる。テストの時期には採点で腕が腱鞘炎になりそうだった。 2025.02.18 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】021 握手 中編 それから数日、僕は大学の新入生としての日々を緊張気味に送りながら、ずっと考えていた。キャンパスの妖精などというふざけたあだ名で呼ばれる、あの女性のことを。その彼女が見ているもののことを。 2025.02.18 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】019 幽霊物件 大学2回生の春だった。僕はバイト先の興信所である小川調査事務所のデスクに腰掛けて、所長ととりとめもない話をしていた。「鮭のムニエルならいいんですよ。鮭のムニエルなら」「いや、他のムニエルも駄目ってわけじゃないよ」 2025.02.18 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】018 失 踪 師匠との話をこれから語っていくつもりだけれど、一晩で語り尽くせるものではない。長く、とても長くなるだろう。だから、先に一連の出来事の1つの結果である、師匠の失踪について書いておきたい。 2025.02.18 師匠シリーズ
トンネルにまつわる 【洒落怖】エンスト 最近このスレ見つけて、パート1からロムさせていただいています。私の大学生時代の話をひとつさせていただきたいと思います。ちょっと長文でスマソ。 2025.02.18 トンネルにまつわる洒落怖