師匠シリーズ 【師匠シリーズ】048 防火水槽 大学1回生の秋だった。 僕の師匠は、大学院に在籍しながら、興信所の調査員という変わったバイトをこなしつつ、オカルト道をまい進するかたわら、地元の消防団に入っていた。実に忙しいことだ。 2025.02.19 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】046 写真屋 大学2回生の秋の終わりだった。 僕は1人で、小さなマンションの前に立っていた。繁華街から少し離れたところにある、古くてみすぼらしいマンションだ。 2025.02.19 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】045 落し物 大学6回生の夏だった。 そのころ俺は、卒業まであと数単位となっており、レポートさえ出しておけば単位はくれてやる、という教授のお言葉に甘え、ひたすら引きこもっていた。いまだにもらっている仕送りと、たまにやるパチスロで生計を立てており、バイトはやめてしまっていた。 2025.02.19 師匠シリーズ
廃れた・・・ 【洒落怖】廃屋とカセットテープ 仮にタカオとする、その友人は、テレビで傷害事件の類が報道されるたびに画面を凝視し、容疑者などの名前を確認する奇癖があった。 2025.02.19 廃れた・・・洒落怖長編
不可解な体験・謎の話 【洒落怖殿堂入り】第二のYちゃん 同じ大学の、ちょっと不思議な子の話。Yちゃん、普通に可愛い感じの子なんだけど、その子が知らないところで、「Yちゃんって○○なんだって」って何の関係も無い情報を流す人が居る。 2025.02.19 不可解な体験・謎の話殿堂入り洒落怖
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】044 冬が来る前に 「なんの用なの。1人で来るなんて、珍しいわね」「まあ、ちょっと」 僕は、喫茶店の窓際の席で看護婦の野村さんと向かい合っていた。彼女は大学病院で看護婦長をしていて、師匠とは古くからの知人だった。その縁で僕も何度か会ったことがあった。もちろん、1人で会うのははじめてだ。 2025.02.19 師匠シリーズ
殿堂入り 【洒落怖殿堂入り】神様の卵 俺が子供の頃、母方の祖父が養鶏場をやっていた。祖父が死んで今は人手に渡ってしまったが、まだ祖父が元気だったころ、夏休みのたびに遊びに行っていた。 2025.02.19 殿堂入り洒落怖