MARI

洒落怖

【洒落怖人怖】心の闇

高校二年の頃、俺は荒れていた。楽勝と思われた県立高校の受験に失敗し、低レベルな私立校に通うはめになったからだ。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】75 指さし

小学校のころ、海沿いの青少年の家でクラス合宿があった。近くの神社までの道を往復するという肝試しをしたあと、あとは寝るだけという時間帯がやってきた。
人怖

【洒落怖殿堂入り】マイナスドライバー

そんなに怖くないのですがきいてください私がまだ4~5歳の頃の話です。
洒落怖

【洒落怖】握手

ごく親しい友人数人にしか話してない事なんだけどさ、ちと書いてみる。友人らにも一笑にふされたけどね。
夢にまつわる

【洒落怖】金縛りになる方法

本当に怖がりの人は読むのやめてね。私の彼氏が体験した話。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】74 すまきの話

学生時代の秋だった。朝や夕方のひとときにかすかな肌寒さを覚え始めたころ。俺はある女性とともにオカルト道の師匠の家を襲撃した。
洒落怖

【洒落怖】A日新聞奨学生

1980年の4月。大学という大学を落ち、オレは予備校生の身となった。「浪人」という名の何者でもない19歳の男に、親はもう一度無駄な期待と金を使い、さして意味の無い「新生活」が始まった。
洒落怖

【洒落怖】犬の散歩をするおじさん

今からお話するのは、おそらく毎日、私の身の回りに起こっていた出来事です。それが日常だったから、気にも止めていなかったのに、ふと疑問を感じて確かめたために見てしまった、という私の体験話です。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】73 プール

太陽の中に水しぶきが跳ねた。それが一瞬キラキラと輝き、眩しさに目を細める。空には雲が一つだけ浮かんでいる。目に見えない大気の層の向こうにまっさらな青い色が伸びていて、プールサイドのベンチに仰向けになっている僕にも、突き刺すような日差しとともに生ぬるい風が頬を撫でてくる。
洒落怖

【洒落怖】打ち上げられた遺体【短編】

今からする話は、他県で警官やってた叔父さん(既に他界)が子供の頃によく話してくれた話。よく盆には水辺に近づくなと言うが、叔父がまだ新米の頃、盆に数人の男女が高波にさらわれて行方不明になったそうだ。