【オカルト板百物語】小峰峠の女児の幽霊

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こんな噂が、多摩一帯で囁かれたのは、昭和63年の事である。
八王子から五日市に抜ける秋川街道を走っていると、小峰峠という峠に至る。

193 :代理投稿 ◆UiIW3kGSB.:2013/08/24(土) 03:23:00.20 ID:8Pjhrnqs0
【第五十七話】 通りすがりの名無し 様 『小峰峠の女児の幽霊』

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こんな噂が、多摩一帯で囁かれたのは、昭和63年の事である。
八王子から五日市に抜ける秋川街道を走っていると、小峰峠という峠に至る。
昼なお暗き、この峠に女の子の幽霊が出ると評判になったのだ。

何人かの目撃者によると、女の子の幽霊は必ず黄色の帽子を被ってうつむいているらしい。
何故か暗闇でも女の子の姿は鮮明で、繰り返されるカーブの度に女の子は姿を現した。
「そう、何度カーブも曲がっても、何回カーブを曲がっても、女の子が立っているんだよ」
ある証言者は額に深いシワを寄せて、そうつぶやいた。

また、ある目撃者によると、女の子の手首から先が無く、その手首の無い手を車にむけて振ったり、
トンネルの中では
「助けて 助けて」
という女の子の悲しげな声が聞こえたという。

またある目撃者によると、トンネルの上から青白い女の子の手や足が、
「だら~ん」
と何本かぶらさがっている事もあったという。

現地での騒ぎが大きくなり、昭和63年10月2日についに地元あきる野市の新聞が報道するに至ってしまった。
こうなるともう噂はとまらない。多摩だけではなく、関東全域いや日本中から見物客が押し寄せる心霊スポットになってしまったのだ。

出典: https://toro.5ch.net/test/read.cgi/occult/1377258497/

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