2025-02

百物語

【オカルト板百物語】猫

うちには猫が二匹いる。もともと野良なのだが、まだ子猫の頃に寒空の中うちの近所でにゃあにゃあと助けを呼ぶように鳴いているところを母親に拾われて家族の一員になった。
殿堂入り

【洒落怖殿堂入り】ヒサルキ

最近、保育園で保母さんをやってる友達に聞いた話。その子が行ってる保育園ってお寺がやってるとこで、すぐ近くにお墓があったりする。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】20 将棋

もちろん将棋の師匠ではない。大学の先輩で、オカルトマニアの変人である。俺もまた、オカルトが好きだったので、師匠師匠と呼んでつきまとっていた。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】19 魚

別の世界へのドアを持っている人は、確かにいると思う。日常の隣で、そういう人が息づいているのを僕らは大抵知らずに生きているし、生きていける。しかしふとしたことで、そんな人に触れたときに、いつもの日常はあっけなく変容していく。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】18 麻雀

師匠は麻雀が弱い。もちろん麻雀の師匠ではない。霊感が異常に強い大学の先輩で、オカルト好きの俺は彼と、傍から見ると気色悪いであろう師弟関係を結んでいた。
殿堂入り

【洒落怖殿堂入り】おつかれさまでした。【閲覧注意】

絶対に見てはいけません。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】17 鍵の行方

大学2回生の夏休み。オカルトマニアの先輩に「面白いものがあるから、おいで」といわれた。師匠と仰ぐその人物にそんなことを言われたら行かざるを得ない。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】16 廃病院の足音

子どものころ、バッタの首をもいだことがある。もがれた首はキョロキョロと触覚を動かしていたが、胴体のほうもピョンピョンと跳び回り続けた。怖くなった俺は首を放り出して逃げだしてしまった。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】15 降霊実験

大学一年目のGWごろから僕はあるネット上のフォーラムによく顔を出していた。地元のオカルト好きが集まる所で、深夜でも常に人がいて結構盛況だった。梅雨も半ばというころにそこで「降霊実験」をしようという話が持ち上がった。常連の人たちはもう何度かやっているそうで、オフでの交流もあるらしかった。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】14 水

だれか呼んだ?小ネタでも話すべぇか。大学1年の夏の始めごろ、当時俺の部屋にはクーラーはおろか扇風機もなくて毎日が地獄だった。そんな熱帯夜にある日電話が掛かった来た。