2025-02

洒落怖

【洒落怖】イタ電する遊び

小学生の頃、ランダムに電話番号押して、繋がった相手にイタ電する遊びを思いついたんだ。
洒落怖

【洒落怖】新聞奨学生

1980年の4月。大学という大学を落ち、オレは予備校生の身となった。「浪人」という名の何者でもない19歳の男に、親はもう一度無駄な期待と金を使い、さして意味の無い「新生活」が始まった。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】56 トイレ

大学1回生の春だった。休日に僕は一人で街に出て、デパートで一人暮らしに必要なこまごまとしたものを買った。レジを済ませてから、本屋にでも寄って帰ろうかなと思いつつトイレを探す。
洒落怖

【洒落怖】000-0000-0000

今みたいにオレオレが一般化するよりもずっと前の頃のことだから未だにあれが何だったのかよく分からない話なんだけど。ある金曜日、仕事終わり前に親父から電話がかかってきた。
殿堂入り

【洒落怖殿堂入り】昔田舎で起こった恐ろしい話【長編】

東京で生まれ育った一人っ子の俺は、ほぼ毎年夏休みを利用して1ヶ月程母方の祖父母家へ行っていた。両親共働きの鍵っ子だったので、祖父母家に行くのはたいてい俺一人だったが、初孫だった俺を祖父母はいつも笑顔で歓迎してくれた。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】55 天使

京介さんから聞いた話だ。怖い夢を見ていた気がする。枕元の目覚まし時計を止めて、思い出そうとする。カーテンの隙間から射し込む朝の光が思考の邪魔だ。
洒落怖

【洒落怖】全身血みどろの女性

もともと同じコンビニのアルバイト上がりのUさんは、当時24歳で、年の近い僕をとてもかわいがってくれ、僕も兄のように慕っていた。
洒落怖

【洒落怖】不思議な穴

僕が子供の頃に住んでいた広島の田舎には青いバッタが居た。本当に真っ青なのだ。
洒落怖

【洒落怖】眼隠し鬼

最近友達同士で、知ってる怪談を語り合おうって集まりがあったんだけど、その時の話ん中で個人的に凄く気にいった話があるので聞いてくれ。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】54 人形

人形にまつわる話をしよう。大学2回生の春だった。当時出入りしていた地元のオカルト系フォーラムの常連に、みかっちさんという女性がいた。