2025-02

洒落怖

【洒落怖】再現

3月11日人の悲鳴を聞きながら逃げた。自分が住んでいた街は津波に飲まれ、大火災にみまわれた。沿岸部にあった漁船の燃料タンクが津波で流されて漏れ出した油に引火し、瓦礫にも火がついて燃え上がったためだ。
人形にまつわる

【洒落怖】叔母のCTスキャン

俺の叔母は脳腫瘍こじらせて鬼籍に入ったんだけど(脳腫瘍→悪性腫)むろん悲しかったがそれ以上に恐ろしい死に方だったんだと今にしてみれば思う。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】85 もういいかい

大学二回生の春だった。休日の昼間に僕と加奈子さんはとある集会所に来ていた。平屋のさほど大きくない建物だ。バイト先の調査事務所の所長から話を聞きにいくように指示されただけで、なんの準備もなしに渡された地図を頼りにやって来たのだった。
不可解な体験・謎の話

【不可解な体験・謎の話~enigma~】空白の友人

たまーに記憶の空白が訪れる。正確に言うと「気づいたらいつの間にか数時間経過していたそしてついさっきまで自分が何をしていたのかが判らない。」
後味の悪い話

【後味の悪い話】一人暮らしの女の子の死因

数年前だけど、近所のアパートで一人暮らしの女の子が亡くなった。 その子はアルバイトをして生計を立てていたんだけど、無断欠勤が3日続いて、バイトの上司とアパートの大家が部屋の鍵を開けると、室内で亡くなっていたそうだ。
殿堂入り

【洒落怖殿堂入り】サリョじゃ!

2年ほど前のことです。いつものようにデートのあと、付き合っているM君に下宿まで送ってもらっていました。M君は自称霊が見える人で、当時私はあまり信じていなかったと言いますか、そのことについて深く考えたこともありませんでした。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】84 なぞなぞ

大学四回生の冬だった。俺は仲間三人と少し気の早い卒業旅行をした。交代しながら車を運転し、北陸まわりで関東へと入った。宿の手配もない行き当たりばったりの旅で、ビジネスホテルに泊まれれば良い方。どこも満室で、しかたなく車の中で寒さに震えながら朝焼けを見たこともあった。
後味の悪い話

【後味の悪い話】ウルトラ38番目の弟

ウルトラマンシリーズの二次小説とか、ウルトラマンシリーズの映像作品の感想を書いたりしていた、『ウルトラ38番目の弟』ってサイトの管理人がいる。
後味の悪い話

【後味の悪い話】子持ちでもモテるアタシ

DQN自慢に入るかな?かなり特殊なんで適度にフェイクいれつつ。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】83 通夜

女の子はその暗い廊下が好きではなかった。かび臭く嫌な匂いが壁や床に染み付いている気がして、そこを通るときにはどうしても息を殺してしまう。その廊下の先にはおじいちゃんの部屋があった。