トンネルにまつわる 【洒落怖】あの8月を忘れない 群馬県と埼玉県を結ぶ静かな山沿いの町を抜ける道路は、神流川を縫うように走っている。左に御荷鉾山をいただき、ゆるやかな流れの所々にカラフルなキャンパーのタープが点在している。そろそろ夕刻も近い。 2025.02.16 トンネルにまつわる夏に・・・洒落怖
後味の悪い話 【後味の悪い話】ユニセフ親善大使 黒柳徹子がユニセフ親善大使としてアフリカに行った時の話。内戦で虐殺が行われたと言われていた国行って、難民キャンプを訪れた。 2025.02.16 後味の悪い話
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】107 風の行方 後編 それから僕らは、師匠の感じ取る風の向かう先を追い続けた。それは本当の意味で、目に見えない迷路だった。「あっち」「こっち」と師匠が指さす先にひたすら自転車のハンドルを向け続けたが、駅前の大通りを通ったかと思うと、急に繁華街を外れて住宅街の中をぐるぐると回り続けたりした。 2025.02.16 師匠シリーズ
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】106 風の行方 前編 大学二回生の夏。風の強い日のことだった。家にいる時から窓ガラスがしきりにガタガタと揺れていて、嵐にでもなるのかと何度も外を見たが、空は晴れていた。変な天気だな。そう思いながら過ごしていると、加奈子さんという大学の先輩に電話で呼び出された。 2025.02.16 師匠シリーズ
洒落怖 【洒落怖】娘に受け継がれる箱 彼女の家には、古くから受け継がれる箱がある。サイズは30×30×30というから、それなりに大きい。見た目は船箪笥のようなもので、上面に持ち手がある。 2025.02.16 洒落怖
洒落怖 【洒落怖】片付けの手伝い 10年くらい前になるかな。俺は3流大学に通う苦学生だった。週4日のバイトと仕送り(家賃と光熱費で消える)で、やっと人並みの食い物が食える程度の収入があった。 2025.02.16 洒落怖
師匠シリーズ 【師匠シリーズ】105 ペットの話 高校一年生の春。私は女子高に入ってからできた友だちを、自分の家に招待した。ヨーコという名前で、言動がとても騒がしく、いつもその相手をしているだけでなんだか忙しい気持ちになるような子だ。 2025.02.16 師匠シリーズ