2025-02

トイレにまつわる

【洒落怖】厠

母屋とは切り離され、敷地の北東の角、つまり鬼門にあたるところにその厠は建っていた。今でこそ、田舎でも簡易水洗のおかげで明るく、清潔なトイレに変身したが、ほんの数十年前までは、薄暗く、不潔な汲取り式の便所が大半だった。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】114 祖母のこと

その女性は五十代の半ばに見えた。カーキ色の上着にスカート。特にアクセサリーの類は身につけておらず、質素な装いと言っていい。「こんなお話、していいのか…… ごめんなさいね。でも聞いていただきたいんです」
宿にまつわる

【洒落怖】不思議な預かり物

これは大学の先輩が体験した実話。その先輩は沖縄の人で東京の大学の受験のため上京していた時のこと。
後味の悪い話

【後味の悪い話】誰を助けるか

誰にもいえないんだけど聞いてほしい。フェィクはいりまくりで読みにくかったらごめん。去年の震災で自分の母を失った。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】113 本

大学四回生の冬だった。そのころの俺は、卒業に要する単位が全く足りないために早々と留年が決まっており、就職活動もひと段落してまったりしている同級生たちと同じように、悠々とした日々を送っていた。
百物語

【オカルト板百物語】送り行列

僕の母方の祖母の話です。良くある話かも知れませんが、祖母がまだ子供の頃、戦時中のこと。
洒落怖

【洒落怖】工事現場

この話は今から約20年前、私がまだ中学生だった頃出来事です。
百物語

【オカルト板百物語】竹藪

皆のイメージでは「竹藪」ってどんな感じかな?俺にとっては「怖い」というものでしかないんだけど・・・。
百物語

【オカルト板百物語】ガサガサ

母がまだ若い時、友人と二人で旅行へ行ったそうだ。泊まったのはとある旅館。日中は温泉に買い物にと大騒ぎだったので早めに就寝することになった。
百物語

【オカルト板百物語】穴A

Bさんは兵庫県の海沿いの町に引越してきた。季 節は夏だった。日曜日の早朝、釣り竿を持って自宅近くの海岸ま で出掛けた。 辺りはまだ薄暗かった。 海岸へ着くと先客がいた。 眼鏡をかけた50歳ぐらいの男性が、釣り竿を砂 浜に差して当たりを待っていた。