2025-02

トイレにまつわる

【洒落怖】もう1つのトイレ

これは今から10年前、私が大学生だった頃の話です。私が通っていたのは地方、と言うかかなり田舎の大学で、学生たちも地味な人間が多かった。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】014 MMO

 大学6回生の春だった。 そのころ俺はオンラインゲームにはまっていた。 単位が足らず、卒業が延びに延びていたが、去年それなりに頑張ったおかげで目処がつき、大学生活最後の1年は好きなだけゴロゴロしようと心に決めていた。
洒落怖

【洒落怖】ニシワケ地蔵様【短編】

おじいちゃん曰く、ワイのひいおじいちゃん(仮に大五郎とする)は、住んでいた村で唯一猟師をしていたんや。
後味の悪い話

【後味の悪い話】日本初の女性騎手、斉藤澄子

澄子は青森県の農家に生まれた。戦前はどこの農家でも馬を飼っていたから、一般人が馬に乗る機会は今よりもずっと多かった。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】013 医者の話

 大学2回生の夏。 僕はオカルト道の師匠である加奈子さんに連れられて、ある豪邸の前に来ていた。「医者に会いに行く」
後味の悪い話

【後味の悪い話】母がピエロになっていた

伊集院のラジオの空脳ってコーナーで気持ち悪いのがあった。七月三十日の放送のヤツなんだけど。
山にまつわる

【洒落怖】山のあいさつ【短編】

GWに生駒山に長男と登った。4歳になったし行けるだろうと思い、気軽にハイキングすることにした。天気も良かったし絶好のハイキング日和だった。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】012 ウサギ

大学一回生の秋だった。サークルの飲み会があり、安い居酒屋の飲み放題コースで十人ほどの仲間がだらだらと喋っていた。そのうち、小学校と中学校が一緒だったという二回生の男の先輩二人が、いつもの暴露話を始めた。お互いのかつての悪事や、若気のいたりの恥ずかしい話をバラしあっては自爆していたのだ。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】011 溶接

大学一回生の冬。俺は自分の部屋で英語の課題を片付けていた。その頃はまだ、それなりに授業も出ていたし、単位もなんとか取ろうと頑張っていた。
百物語

【オカルト板百物語】旅行

小学生の頃の話だ。子供の頃は毎年夏に家族で旅行に行っていた。