2025-02

師匠シリーズ

【師匠シリーズ】034 双子 4/4

 6月28日、日曜日の朝だった。 夜明け前に目を覚ました僕は、隣の師匠の部屋につっかえ棒が下りたままなのを確認してから、足音を忍ばせて階段を下りた。1階では、女将がもう朝の食事の支度をしていた。
百物語

【オカルト板百物語】まぬがれる人

去年、長年連絡が取れなかった伯母の連絡先がわかり、話をしているうちに、どんどん話が進み、伯母の住む田舎へ遊びに行く事が決まってしまった。
百物語

【オカルト板百物語】深夜のショッピングモール

その夜、叔父は富士山までドライブに行った帰りで、その途中であるショッピングモールの駐車場に入った
後味の悪い話

【後味の悪い話】村の乞食

ふと思い出した後味の悪い話。『日本残酷物語』という、民俗学系統の本に載っていた実話。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】033 双子 3/4

 僕は師匠に頭を踏まれて目を覚ました。 あれ? 寝過ごした? 慌てて起き上がると、部屋の時計は7時を指していた。「まだ7時じゃないですか」
トンネルにまつわる

【洒落怖】口にしてはいけない

真夜中の峠道。・・・普段からよく通る道だったそうだ。その道の途中のトンネルに差し掛かった時、Aはある異変に気付いた。
後味の悪い話

【後味の悪い話】正義感

昨日の『京都迷宮案内』が後味悪かった。細かい所間違ってたらごめんね。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】032 双子 2/4

6月26日は金曜日だった。その日の朝、僕は師匠の運転するボロ軽四で、北へ向かう旅路にあった。県北の笹川町に向かっているのだ。僕らの住むO市は、瀬戸内海に近い南側にあったから、県北の町までは結構な距離がある。
百物語

【オカルト板百物語】笑わないホステス

社会人になって2、3年の頃、週末になると夜遊びばかりしていた時期があった。なかでも多く通ったクラブは、私のすぐ上の先輩に紹介され連れられて行った店で、お気に入りだった。
後味の悪い話

【後味の悪い話】亡くなりました

現国教師Fが授業の空き時間に聞かせてくれた話。朝、F(当時14歳)が教室に入ると、Fの友人『Tくん』の机の上に花瓶が置かれ、花がいけてあった。