2025-02

百物語

【オカルト板百物語】前に使っていた人は

昔と比べて最近は、何でも中古で手に入るようになって家計の財布に優しく助かっているんだけども。でも・・・お古って、実は結構、怖いよ。そんなお話。
百物語

【オカルト板百物語】お盆

小さな離島の話だ。その島はほぼ崖で覆われるような形で、漁港(兼船着き場)と小さな浜辺が一か所あるだけ。もちろん島の産業は漁業一本、他は無い。過疎が止まることも無い。
百物語

【オカルト板百物語】通り道

蒸し暑い夏の夜 、窓を 全開にしていた。窓の外1メートル先には隣家の白い柵があり、朝顔の蔦が絡まっている。その柵の後ろには白い塀があった。
殿堂入り

【洒落怖殿堂入り】自殺団地・ヤンキー団地

高校時代、俺は10階建ての団地の10階に住んでいた。その団地は凄く有名で、別名が『ヤンキー団地』とか『自殺団地』と、あまり良い名前がついてなかった。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】056 シュレディンガーの猫って知ってるかしら

高校1年の12月のことだった。2学期の期末試験がもうはじまるというころ。私は不本意ながら家で勉強をしていた。どうせいい点は取れないことはわかっているが、やらずにひどい点を取ると、のちのち面倒なことが次々とわいてくるのは、目に見えている。
山にまつわる

【洒落怖殿堂入り】山小屋に住み着く者

福岡県にあり、地元民だとすぐにわかると思う。山の麓にあるS霊園は、その心霊スポットの中でもかなり有名で、地元の多くの若者がそこへ行く。
夢にまつわる

【洒落怖】夢拡散

とにかく私は疲れていた。仕事も忙しいし夜まで残業も続いたし、体調は悪いし、旦那とも些細なことで喧嘩をし家の中でも会話がない。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】055 失せ物探し

1回生の冬。市内の居酒屋で『灰の夜明け』というオカルトフォーラムのオフ会があって、そのあと、一部の主要メンバーたちで裏オフ会をすることになった。
殿堂入り

【洒落怖殿堂入り】お…おお、Y、Yか

今から二年ほど前、Yの爺さんが死んだ。Yは昔から超が付くほどの爺さんっ子だったもんだから、葬式のときなんかは年甲斐もなく、鼻水たらしながらわんわん泣いたらしい。
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】054 いつもそれで赤点だったのね

高校1年の12月のことだった。寒いのは好きじゃないので、毎年この時期はつらい。まして高校生にもなって、制服がスカートなのが納得いかない。ジーンズを穿いて登校したい。そう言うと、クラスメートの高野志穂は、こんなかわいい格好できるのは、いまだけだよ、と妙にババくさいことを言った。